CINEMA STUDIO28

2013-11-23

Tokyo filmex opening

 
 
おもいきりボケた写真だけど・・・東京フィルメックス開幕。フィルメックス参加は初めてかも?フランス映画祭や東京国際映画祭の華やかさを思うと、ずいぶんアットホームな映画祭。
 
 
審査員では女優の渡辺真紀子さんがいらして華やか。「愛のむきだし」や「愛の予感」やら観てると、おおおおお!本人!ってさすがに感慨ある。
 
 

 
開会式に引き続き、個人の事情で来日しなかったジャ・ジャンクー監督からのメッセージ映像、続いてオープニング作品「罪の手ざわり」の上映。ジャ・ジャンクー監督の映画、おそらく全て映画館で観てると思うのだけど、確かにこれは新境地。そのうちちゃんと書く。
 
 
勢いで2本目も観る。釜山国際映画祭の名誉ディレクター、キム・ドンホ氏を追ったドキュメンタリー「微笑み絶やさず」は、功績もさることながら、氏の驚異的な体力に驚かされたし(あんなに眠らずに動き続けられる体力、私も欲しい)、真面目かつ快楽主義な印象の方。念願叶って建てられたという上映会場が立派で、ずいぶん前に一度だけ行ったことのある釜山の海辺や刺身の味が思い出され、いつか釜山国際映画祭に行ってみたいな、と思った。
 
 
2本目の私の目当ては「微笑み絶やさず」の前に上映された短編2本のうち、1本目「可視から不可視へ」で、これはマノエル・ド・オリヴェイラによるもの。4分という短さだけど、4分のためにチケット買った。現在104歳、現役最高齢のポルトガルの偉大な映画監督。最近亡くなったサンパウロ映画祭ディレクターのレオン・カーコフ氏を主演に、知り合いの若者と街でばったり会ったカーコフ氏が、再会を懐かしむのに、数秒に1度、どちらかの携帯が鳴り会話が遮られ、若者がカーコフ氏に携帯番号を聞き、2人は目の前に身体があるのに携帯電話を通じてようやく会話ができる。会話ができたと思ったら、中身は愛や性や世界の救い方についてで、世界の救い方についていよいよカーコフ氏が語り始める・・!と思ったらカメラが俯瞰に変わって観客である私は答えに到達できないのだ。お茶目かつ深淵、現代的でもある。4分であってもオリヴェイラはオリヴェイラ!
 
 
オリヴェイラ監督といえば、一度観て、これは忘れたくないと思ったyoutubeをこの機会に貼っておく。踊るオリヴェイラ!素敵!
 
 
釜山の映像観たら食べたくなった韓国料理きゃーきゃー食べて帰宅。