CINEMA STUDIO28

2014-03-10

Vincent Macaigne

 
 
2月の雪の日に。短編3本と「7月14日の娘」を観た後、来日したヴァンサン・マケーニュ登壇。現代のドパルデューと称されるヴァンサン、フランスで舞台に映画に引っ張りだこで多忙を縫っての来日。前日に東京に着いたばかりで、翌日にはもう京都に発つのだとか。あっという間に帰国してしまったのだろう。


1つの投げかけに対し、言葉を尽くして長く喋る人で、話し始めると聞き漏らすまいと集中して耳を傾けるものの、ヴァンサンの喋りが終わるより、私の集中力が切れるほうがずっと早く、途中で全てを聴くことを放棄。これまでこれからのキャリアや映画観、ニュースになっていたオランド大統領のゴシップまで喋り倒していた。何気ない仕草や表情がぬいぐるみみたいに可愛らしい。さりげない装いだけど身につけるもののサイズやバランスがぴたっぴたっときまっており、お洒落な人だな、と思った。私の隣には大学生ぐらいの女性2名が、若干キャーキャーという静かに熱いテンションでヴァンサンの一挙手一投足を追っており、アイドル的人気もむべなるかな。とても素敵な人だった。


これからギョーム・ブラック監督の長編、ミア・ハンセン・ラブの新作が公開待機とのこと。東京でもすぐに見られることを願ってる。
 
 
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去年のマイベストムービー「女っ気なし」
 
 
↑この記事に韓国から何度かアクセスがあって、Google翻訳を使って日本語で書いた私の文章をハングルに自動翻訳して読もうと試みてる誰かの形跡があった。韓国でも公開されたのかな。異国の見知らぬ人がこの映画をみて私の感想を読んで何を思ったのか、ちょっと聞いてみたいな。