CINEMA STUDIO28

2015-04-28

1920s actresses

 
 
このところ1920年代の映画を観る機会が多いのだけど、何に驚くかって女優の美しさ。昨夜観たルビッチ「山の王者」はCamilla Hornという女優が主演で、輪郭も、顔のパーツすべても、手脚も肩も、ちんまりして壊れそう。人形のような…とは、こういう人のことを言うのだな。20年代の洋服は身体の線を強調するようなシルエットがほとんどなくて、露出も控えめなので、ますます肉感を奪っていく。陶器でできてる、と信じて疑わない。
 
 
 
 
別の日に久しぶりにリリアン・ギッシュが出ている映画も観たのだけど、改めてまじまじと観ると、神様の最高傑作と呼びたくなった。映画だから可憐で小さく見えるけど、実物は案外がっしりしていたりしたのだろうか。リリアン・ギッシュについては「八月の鯨」に至るまで一貫して可憐な印象だったけど、肉体の印象は近づいてみないとわからないものね。こんなに小さくて身長どれぐらいよ…?140cmぐらい…?って調べてみたら、164cmとのこと。私より大きいなんて意外。
 
 
そう考えると、20年代のファションは、身体を可憐に見せるヒントに溢れているのかも。まだまだルビッチで20年代を観る機会は続きそうだから、そのあたり重点的に観てみよう。