CINEMA STUDIO28

2015-10-04

Ozu trip / ダイヤ菊

 
 
小津安二郎記念・蓼科高原映画祭。「秋日和」の後のトークについて書きたいのだが、その余裕がないので手短メモ。
 
 
映画を観終わって外に出ると19時前。茅野駅周辺といえども東京のように深夜まで開いてる店もなく、ラストオーダーの時間が早く、急いで蕎麦屋へ。滑り込めてホッとしつつ、お品書きを見ると「ダイヤ菊」があったので、飲むつもりのなかったお酒を頼んだ。
 
 
小津監督好きには、つとに有名なこのお酒。調べたことがなかったのだけど、茅野のお酒なのね。そういえば茅野駅にも看板があったような…。「蓼科日記」を読んでいると、朝起きて何合飲み、夕食の時に何合飲み…と飲酒記録が精緻に書かれており、朝からそんなに!そして夕方にけっこうな量を飲んだ後、日が変わる頃まで脚本を書いていたりするので、アルコールが仕事に影響しなかった…もしくは良い方に作用する人だったのかな。日記に登場するお酒がダイヤ菊で、脚本を書くのに脚本家の野田高梧さんと蓼科に籠り、一升瓶が100本空く頃、1本書き上がるという目安があったそうな。
 
 
蔵元見学したいわ、と思ったけど、時間が合わず。監督の縁の地で飲むダイヤ菊は美味しゅうございました。
 
 
 
東京ではニュー新橋ビル(!)に、飲める店がある。