CINEMA STUDIO28

2016-04-16

2016/4/16

 
 
昨夜、遅い時間に小麦粉もの(ラーメン)を食べたせいか身体が重く、目指すところだった素早く爽やかな目覚めには程遠い結果に。年々、小麦粉が身体に合わなくなってきているのは関西出身として由由しき事態だとは思っておる。
 
 
西川美和監督の別の本をまた借りてくる。「夢売るふたり」公開時の書籍で、監督やキャストのインタビュー、絵コンテなど。まだ映画を観ていないので、内容に触れそうなところは保留しながら。100の質問に答えているのが特に面白く、「初恋は?」「ラブレターを出したことは?」「初めてデートした相手は?」の質問に「言いたくない」「知りません」「恥ずかしい」と答えているのが、イメージどおり。こういう質問に嬉々として答える種類の女性、あまり好きじゃない。あと「男性のどんなところに魅力を感じますか」の質問への「自分の職へのプロ意識」という答えはいいな。全面的に同意。それ、実現してくれないかな、と思ったのは「テレビで1時間、好きに番組を作っていい、と言われたら、どんな番組を作りますか?」の質問への答え。「素人参加番組 『名画にチャレンジ』。ゴッドファーザーや大脱走、ベン・ハーなどの世紀の名画の一場面を、ど素人の家族や中学生の演劇部などに演じてもらう。」これ、西川監督のディレクションで観てみたいわ。「お熱いのがお好き」なんかも良いんじゃないかしら。
 
 
素人による名画の再現で思い出すのは、パリでぶらぶら歩いていた場所が「勝手にしやがれ」のラスト、ベルモンドが追い詰められて死ぬ界隈だと気づき、通りの名前を調べて行ってみた。カンパーニュ・プルミエール通り。写真を撮って帰宅し、ラストシーンを動画で観てみると、パリは景観が東京ほど短いサイクルで変わる街ではないので、現在とあまり印象が変わらない。ということは再現もしやすいということで、あの通りで誰か真似っこして撮った映画好きはいるはず、と調べてみたら、スペイン系らしき人々が再現しているのを発見。まだあるかな?とyoutubeで探してみたけど発見できず。俳優さんたちが誰も似ていないのが絶妙に素人くさくて良かった。難易度が高いのは、撃たれたベルモンドのヨレヨレ歩きの再現、ということもよくわかった。