CINEMA STUDIO28

2016-09-26

ラインナップ



昨年の東京国際映画祭期間中の月。メインの六本木以外に会場はあちこちあるけど(これまで新宿、日本橋に行った)なるべく六本木で観よう。別会場だと、映画祭気分ゼロだから。なら国際映画祭がこれぞ奈良!という景色を映画の合間に堪能できたように、急いで上映に向かう中、ふっと目を向ければ東京タワーが視界に入るのが東京国際の密かな楽しみ。



ラインナップ発表、ライブ配信は見るの無理で、録画が配信されているfacebookをチェック。公式も更新された。





今年もやっぱりコンペ中心に観ることになりそう。コンペのプレゼンはスケジュールが出てから、チケット発売までに改めてじっくり観て情報収集。



ホン・サンス新作きた!



去年の「今は正しくあの時は間違い」、スクリーン7(ヒルズで一番大きなスクリーン)でホン・サンスを観られる日が来るなんて…と、わざわざ休みを取って観に行ったけど、配給が決まらないのか未だに公開されていないから観ておいて良かった。今年も大きなスクリーンで観られますように…。この作品紹介ページ、ジャンルのところ「アクション」になってるの、間違いよね?ホン・サンスのアクション!と妄想しただけで笑ってしまう。痴情のもつれがアクションに発展する…とか…?



海外の映画祭ではロカルノの結果をチェックしがちなのだけど、話題になっていたような記憶があるこの映画も気になる。



「牯嶺街少年殺人事件」、いち早く観たい気持ちはもちろんあるけど、来年ロードショー公開されるので他のとバッティングしそうなら映画祭では見送ろうかな。会場の熱気が凄そう。



コンペ、ルイス・クーの映画がある。ルイス・クー来日しないかな!



すでに名の知れた監督の最新作は、配給もつきがちなので、あまり製作国や監督名に縛られず、あらすじを読んでちょっと興味を持った程度の動機で観ると、新しく面白い映画を発見しやすい、というこれまでの傾向。しかし去年そうやって見送ったフレデリック・ワイズマン「ジャクソン・ハイツ」は配給されていないジレンマ。日本映画スプラッシュも毎年気になってるけど、日本映画を一番観やすいのは東京だし、と見送りがちだけど、実際公開される頃には見逃してしまう…。



そして映画祭が終わる頃には充実感と同時に、ああ、この世の観たい映画を観尽くすことなんて到底無理なのだわ…しおしお…という哀しみに襲われるの。と鉄道好きの友人に打ち明けると「わかる…この世のすべての電車に乗ることはできないし、すべての駅に降り立つこともない、って哀しみに自分も襲われる」と理解してもらえた。持つべきものはマイワールドを深堀りしがちな友であることよ。



ともあれ、チケット発売のその日まで、勝負勘を研ぎ澄ませて選ぶのみ。そして映画以外のあれこれを速やかに片付け、体調を万全に整える!