CINEMA STUDIO28

2016-11-03

TIFF2016 / 走り書きメモ4



ピカッと晴れた東京、文化の日。東京国際映画祭も最終日。朝から観客賞の授賞式&上映へ。コンペ、今年は3本しか観られなかったので、賞予想もできなかったけど、評判のよさから「ダイ・ビューティフル」が観られたら嬉しいな、と思っていたら観客賞を獲った。嬉しい!



観終わり、午後のグランプリ上映のチケットは取れず、夜のを取ったのでいったん帰宅。配信で各賞発表を観る。ARIGATO賞という謎の賞をもらったため登壇するゴジラ。





尻尾が長いので動きが滑らかではなく、他の登壇者がクスクス笑う中、役割を全うしていたゴジラ。視界がシュール。


各賞発表を見届ける。私が観た中では「サーミ・ブラッド」は確実に賞に絡むだろうな、と思っていたので順当、という印象。


http://2016.tiff-jp.net/news/ja/?p=41377





夜、再びヒルズへ。本日の2本。左が観客賞、フィリピン映画。右がグランプリ、ドイツ・オーストリア合作。「ダイ・ビューティフル」が選ばれるとは東京の観客は攻めてる!と思い、「ブルーム・オヴ・イエスタデイ」が選ばれるとは、審査員も攻めてる!と思った。観終わった後、どちらもその国の歴史や文化も踏まえた上で、新しい一歩を踏み出す映画だったことにとても満足。去年のグランプリ「ニーゼ」はいい映画だったけど、かつて実在した人物の評伝的映画で、映画祭では新しさを感じる映画を観たい私としては不満が残った。「ニーゼ」以外に新しさを感じた映画がいくつかあったから。今年のコンペ、合計5作しか観られなかったけど、逃した中に、受賞した映画より、私がより新しさを感じる映画はあったのかもしれない、と考えると、全部観る時間はないことは知りつつ、映画祭よ…終わらないで…。


帰り道、TOHO CINEMASのポスターは全部、映画祭のものからロードショーのものに変わっていて、ブリジット・ジョーンズの日記の最新作のポスターを横目で眺めつつ、祭は終わったね…と寂しい気持ちに。