CINEMA STUDIO28

2016-12-06

近未来



昨日、ニュースをチェックしていて、!!!!!と思ったこちら(記事)、Amazon Dash Button。wifiでネットワークに繋がったボタンを、日用品の近くに置いて、なくなりかけたらボタンを押すだけで注文完了。


未来!未来が来たわ!未来が来たっておかしな日本語だわ!映画で観たような近未来!日用品ブランドの単位でボタンが何種類もあるのだけど、欲しいのがないな…と見ていたら、ウィルキンソンがあった!私の身体の1割はウィルキンソンの炭酸水でできています。実質無料だし、ものは試し、と早速ボタンを注文。そして届いた。あっという間に設定し、冷蔵庫の側面に設置。





ポチッと!鳥類のクチバシでも注文できた!しかし、月曜にボタンを注文→火曜にボタンを受け取りポチッ→炭酸水は水曜に届くらしくて、もうこれはAmazon(で注文するとヤマトのお兄さんが)Dash(して重い水を頑張って届けてくれる)Buttonの略だな。ご苦労さまです…。



そして今日はAmazon実店舗、Amazon Goの動画も眺め、




お客さんの動きが公然万引きにしか見えない…!セリフの少ない映画だと、俳優の仕草で心情を推察するものだけど、お店に入って支払いもせずモノをくすねて立ち去る行動、これまでは万引きという名前がついていたけど、これからは、万引きかしら?AmazonGoかしら?と、推察の選択肢が増えるのね…近未来!


未来っぽさが登場する映画が好物で、だからAmazonの発表にドキドキ反応しているのだけど、想像もつかないようなどっしりした未来SFより、普段そんなこと考えてない人が必要に迫られて一生懸命考えた地に足のついた近未来SFの方が好き。ゴダール「アルファヴィル」や、最近だとジャ・ジャンクー「山河ノスタルジア」の近未来パート。




iPhoneを巨大にして透明にしたような装置が出てきて、それで何でも賄ってるような場面があって、普段、未来表現のことなんて考えてなさそうなジャ・ジャンクーが一生懸命考えたところ、スマホを巨大に透明にすることぐらいしか思いつかなかった感が…愛おしい。Amazonのボタン、なんとなく同じカテゴリーにあって、日用品単位でボタンが要るとか、パッケージそのままのデザインとか、現実を引きずりつつちょっと近未来にコネクトしてみた感にキュンときた。